1.『工事前に知っておくこと』
現在、地盤沈下・不同沈下により「様々な被害」「様々な被害者」「様々な沈下修正業者」がいて、それぞれの考え方と、いくつかの工法があります。そして以下の問題にあたります。
@沈下修正工事業界は業者の質もレベルもバラツキが大きい。
A工事の見積も、同じ工法で、ほぼ同じ内容で、
倍以上の価格の開きがでるケースもある。
よって当サイトは間違った「業者選び」という、、新たな被害にならないためにもに良い業者さんと工事ができるように切に願います。
2.『工事内容を明確にする』
まずはじめに、お客様が建物を点検した際に見つかった不具合などを基にどこを修繕したいかを明確に決める事です。それによって、工事内容も掛かる費用もがらりと変わってきます。
例えば
・「建物全体の傾きを完全に直したい!」
・「予算に限りがあるので、建物の一部だけでも直したい。」など
3.『大まかな予算を決める』
「かけられる費用」はいくらでもあれば理想的な沈下修正工事が出来ますが、そのようなケースはなかなか難しいと思います。
それぞれの家庭の事情や考え方を踏まえ、無理のない予算額の目安を設定しましょう。
沈下修正工事は、適正価格がつかみにくいといわれます。工法などによっても相当の幅があるため、 はじめの段階では自分の希望として押さえておきましょう。
4.『安心で、信頼できる業者を選ぶ』
工事をして良かった。と喜べる結果を得るためには、
実績が豊富で信頼でき、安心して工事を任せられる業者を選ぶことが大事です。
しかし、すべての分野で得意な業者はいません。
工事の箇所や規模を考慮して適切な業者を選ぶことがポイントです。
当サイトをご利用頂くことで、業者選択のお役にたてて頂けたら幸いに存じます。
5.『地盤調査を受け工事計画を立ててもらおう』
施工業者が決まったら、地盤調査により原因の追究と解析を行い、沈下解析結果をご報告後対策工事を実施します。この調査によって問題が浮き彫りになります。
この地盤調査の結果を基に、工事する部位をどんな工法で進めていくのかなどを決めるプランを立ててもらいましょう。その時に下記のようなことを業者伝えておくことが大切です。
・かけられる予算の上限
・工事後の保証はあるのか
・気をつけてもらいたい場所の有無
・「住みながら」などの施工の条件...など
これらの工事計画は必ず業者と擦り合わせをしておきましょう。
また、実績が豊富な業者ほど、あなたが出した予算やプランなどの条件に合わせた対応策を用意してくれます。
もちろん、お金をかけないで効果の高い工事をといっても限度がありますが、費用対効果の高い工法を探すことはいくらでもあります。
6.『工事計画をもとに工事費の最終的な見積もりを出してもらう』
契約しようと決めた業者に、「沈下修正工事計画」の結果と「相談内容」の結果などを反映させた詳細な「最終見積書」を提出してもらいます。
7.『業者と工事契約書を交わす』
契約書を交わす際にチェックするべき項目は下記の7つです。
- 必ず書面で契約を取り交わす(仕上がりに不具合などのクレームが生じた場合も契約書によって業者の責任に帰す部分は、無条件で対応してもらえます。)
- 「契約書の種類と内容のチェック(請負契約書の他、設計図書、仕様書、見積書などが添付)
- 「工事内容は、最終見積書どうりか」
- 「請負金額は最終見積書どおりか」
- 「工事期間は、打ち合わせどうりか」
- 「引き渡し期間は打ち合わせどうりか、延滞した場合の対応はどうか」
- 「支払方法は打ち合わせどうりか」
◆契約の際には、最終見積書などを基に内容をよくチェックした上で、署名捺印して下さい。
8.『沈下修正工事着工〜完了』
・工事開始時
工事の規模や工事期間が明確になったら、近隣に工事をする旨のあいさつをしておくことが肝心です。工事中は、工事車両の出入り、騒音振動、ほこりなどで迷惑をかける事があります事前に知らせておくのがエチケットです。
・工事期間中
工事期間中は進行状況をチェックしましょう。
疑問があった時は現場の監督に確認して早めに解決しましょう。
これによってクレームやトラブルも防ぐことが出来ます。工事が完了したら、仕上がりをチェックして確認します。
・工事の完了
工事が完了したら、仕上がり具合の最終チェックを行います。
工事に問題がなければ「工事完了確認書」を取り交わします。
以上が、工事を進めていく上での基本的な流れとなります。
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